秋の外国人叙勲、タイ人はCPのタニン氏ら4人
- 2023/11/6
- タイ社会
【タイ】在タイ日本大使館によると、日本政府が3日に発表した令和5年秋の外国人叙勲で、タイからは大手財閥CPグループのタニン・ジアラワノン(謝国民)上級会長ら4人が勲章を受章した。
タニン氏は、長年にわたり、CPグループの経営者として、多くの日本企業と協業を行い、日本企業の事業展開、日タイの経済関係強化に重要な役割を果たしたとして、旭日重光章を受章した。
このほかに、プラキット・タンティサノン元モンクット王工科大学ラークラバン校学長が旭日中綬章、チャイチャナ・ミッパン・タイ電子取引開発機構(ETDA)長官が旭日中綬章、スリチャイ・ワンゲーオ国立チュラロンコン大学政治学部教授が旭日小綬章を受章した。
《 CPグループ》中国・潮州からタイに移民したジアラワノン(謝)家が1920年代に創業。主要企業は食品大手ジャルーン・ポーカパン・フーズ(CPF)、タイでセブンイレブンなどを展開するCPオール、携帯・固定電話を手がけるトゥルー、中国・上海汽車と合弁で「MG」ブランドの自動車を製造するSAICモーター‐CPなど。中国など21カ国に進出し、全従業員40万人以上。米経済誌フォーブスがまとめた2023年版のタイ長者番付で、ジアラワノン家は資産総額340億ドルで1位だった。