【タイ】刑事裁判所は8月25日、シアン化合物による連続殺人事件で起訴されているサララット・ランシウッターポーン被告(39)に対し、2020年にタイ人女性を殺害したとされる7件目の殺人罪で死刑を言い渡した。検察は、被告が女性の食事や薬にシアン化合物を混入し、詐欺による利益を得る目的で殺害したと主張。被告は否認していた。
司法解剖で、女性はシアン化合物を摂取したことで心臓、肺、肝臓が機能不全に陥って死亡したと確認された。裁判所は、被告が多額の借金を抱えて被害者への返済が困難だった状況を踏まえ、毒物を摂取させたと判断。「合理的疑いを超える証明」とした。
被告に対する殺人事件の判決はこれで7件目。今回を含めて死刑2件、無期懲役2件、無罪3件が言い渡されている。被告は通称エムであることから「シアン化合物のエム」として知られ、検察は計15件(殺人14件、殺人未遂1件)を起訴しており、少なくとも15人が毒物を投与され、このうち14人が死亡したとされる。



























