タイ内務省、社会復帰支援センターで「薬物依存回復率86%」 今後は1郡1センターに拡充へ

【タイ】内務省は8月21日、社会復帰支援センターの政策調整会議を開き、今年度(2025年10月1日〜)の実績と今後の方針を報告した。同省によると、薬物依存からの回復を希望する住民の支援では、入所によって回復率が86%に達した。

 同センターは現在、バンコク都、全国の県・郡、地方自治体、民間団体、寺院、財団などおよそ6800か所に設置されている。今年度は入所者の86%が回復しており、内務省は体制をさらに強化して支援を継続するとした。

 内務省は来年度、「1郡1センター」事業を本格的に進めていく。依存度は赤・黄・緑の3段階に分類され、センターでは比較的依存度が低い緑と黄の利用者を対象に、3万5800人の回復を目標とする。赤区分は専門治療が必要なため、医療機関が受け入れていく。

 支援は、発見・選別、訓練・回復、1年間の継続支援という3段階プロセスで実施。必要な経費や支援内容を透明に定めるための作業部会を設置する。

 「薬物問題の解決には原因を正確に把握し、的確かつ持続的に対処することが重要」と、内務省は強調。「薬物問題が深刻な郡ではセンターを複数設置できるよう柔軟に対応する」としている。

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