バンコク都庁が都内2区を災害区域に指定 地下鉄トンネル工事による地盤沈下で

【タイ】バンコク都庁(BMA)が、バンコク地下鉄(MRT)パープルライン南側延伸区間のトンネル掘削工事を原因とする地上での地盤沈下を受け、被害が及んでいるトンブリー区およびクローンサーン区のそれぞれ一部を災害区域に指定した。都庁は構造物の動きを監視しつつ、被災者支援と復旧作業を急ぐ。

 地盤沈下はウォンウィエンヤイ広場につながるプラチャーティポック通りを中心に発生。20センチほどの路面沈下や建物の壁の亀裂などが確認されている。地下30メートル辺りでのトンネル工事の立坑部で、7月12日の豪雨によって漏水が発生し、地上での地盤沈下を引き起こした。

 都庁による災害区域指定により、政府機関、地元行政、関連する民間団体が権限を最大限に行使し、修復、支援、住民保護を迅速に進めることが可能となった。専門家による調査では、新たに確認された建物の傾きや亀裂は、「顕著な構造変形に至っていない」と判断されている。プラチャーティポック通りなど幹線道路での新たな沈下も見られないという。

 また、内務省災害防止対策局(DDPM)防災局が、都市型救助部隊「USAR Thailand」を現地に派遣。監視機器のデータ確認と詳細な点検を実施している。調査は午前11時、午後6時、午後10時の1日3回行われ、異常があれば即時に回数を増やす。

●【更新:一部住民が避難開始】バンコク地下鉄のトンネル工事で漏水 地上道路も沈下で通行止めに

写真:バンコク都庁(BMA)

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