プーケット空港に爆発物らしきもの、EODが爆破処理 前日には隣県で時限装置見つかる

【タイ】南部プーケット空港の駐車場で6月25日午後4時頃、爆発物らしきものが発見され、爆発物処理班(EOD)が出動し、爆破処理した。半径200メートルが封鎖され、午後7時10分頃に解除された。

 空港保安要員が国内線ターミナル側の駐車場で放置されたバイクを発見し、警察に通報した。EODと警察犬(K-9)が出動してバイクを調べ、爆発物らしきものを発見。一帯を封鎖して処理に当たった。

 EODは「不審物を破壊した」と発表したのみで、具体的に何であったかは明らかにしておらず、早急に調べるとしている。不審物は火を上げて爆発したことから、何かしらの爆発物だった可能性もある。プーケット空港には緊急車両、救急車、消防車などが集合し、緊張状態が3時間続いたが、空港業務は通常どおり継続された。

 プーケット北隣のパンガー県では前日24日、路上検問で停止を命じられた乗用車から、爆発物の時限装置が発見されていた。乗っていた男2人はプーケットに向かっており、プーケットの治安当局が警戒レベルを引き上げたところだった。男2人は独立分離テロが続く深南部プーケット県在住で、身柄を拘束されて事情聴取を受けているが、支離滅裂な説明に終始しているという。

 プーケットではまた、25日午後2時頃に島内のレストランで持ち主のないバッグが発見され、やはりEODが出動していた。かばんの持ち主が「忘れていた」といいながら戻ってきたことから事なきを得たが、治安当局の緊張は続いているもよう。

タイのメディアがウェブサイトに掲載しているプーケット空港の写真

パンガー県で停められた車と押収された時限装置 写真:POLICE News Varieties

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