【タイ】タイ警察は3月20日、元暴力団構成員とされる日本人(46)を3月14日にバンコク都内で逮捕していたことを明らかにした。日本で詐欺、窃盗、暴行などの容疑で逮捕状が出ており、在タイ日本国大使館から身柄拘束の要請があったとしている。入国管理局が滞在資格(ビザ)を取り消して身柄を拘束、近日中に国外退去(強制送還)とするもよう。
タイ警察ホームページでは、逮捕した日本人の名を「ヤマグチ」とのみ発表。日本の複数メディアは「山口哲哉」と報じている。カンボジアやベトナムで日本への特殊詐欺を繰り返し、タイでは2024年に「ラスト・サムライ・ジャパン」という会社を立ち上げ、美術品の取引で資金洗浄を行っていたとみられる。同社の仮想通貨口座で3000万バーツ(1億3000万円相当)の残高が確認された。
日本人は、多くの日系企業が事務所を構えるバンコクきってのビジネス街、サートーン通り界隈に滞在。家賃は月18万バーツ(80万円相当)だったという。同居していた日本人(3人もしくは4人)も取り調べの対象となっている。
写真:POLICE News Varieties