【タイ】バンコク首都警察は12月3日、タイ人女子大生(18)に性的暴行を加えたとして、中国人旅行者(33)を逮捕したと発表した。おとり捜査でおびき寄せ、部屋に入ってきたところを取り押さえたという。
容疑者は11月19日、バンコク都内の商業施設MBKで出会った(中国語を学んでいるという)被害者を、「中国語を教えあげる」などと言葉巧みにホテルに誘い、性的暴行を加えて一部始終を映像に撮った。容疑者はその後、被害者に対してもう一度会いに来るようメッセージを送り、複数プレイのために誰かほかの男を連れてくるよう伝えたという。
訴えを受けた警察は、男をおびき寄せるために「スワッピング作戦」を計画(タイ語ではSwingingという表現)。被害者に男と待ち合わせをし、男も用意したとうそをつくよう指示した。都内のホテルの一室を予約し、警官6人がベッドの隅、クローゼットの中、バルコニーなどにひそみ、そのうちの1人は(複数プレイのもう1人の男役として)覆面レスラーに変装した。容疑者は部屋に入ったところで逮捕された。
容疑者はプレイのための首に巻くひもを持参し、そのまま警察に押収された。スマホには被害者の映像と、複数女性のスカート内の盗撮映像などが保存されていたが、「(逮捕されて)ショックだ。自分はただの旅行者だ」と容疑を否認しているという。
写真:POLICE News Varieties