バンコクのモノレール新路線ピンクライン、開業2日目の乗客10万人

【タイ】21日に運賃無料の試験運行が始まったバンコク首都圏の都市鉄道新路線「ピンクライン」は21日の乗客数(運行時間午後3〜8時)が5万910人、22日(同午前6時〜午後8時)が9万8262人だった。乗降客数が最も多かった駅は都市鉄道ライトグリーンライン(BTSスクムビット線)と接続するワットプラシーマハータート駅(PK16)で1万7000人だった。

 22日の都市鉄道各路線の乗客数はライトグリーンライン(BTSスクムビット線)とダークグリーンライン(BTSシーロム線)が84万1570人、ブルーライン47万8749人、パープルライン7万8355人、エアポートレイルリンク6万4229人、イエローライン3万5601人、レッドライン2万9143人、ゴールドライン6000人。

 ピンクラインはノンタブリ県のノンタブリシビックセンター駅(PK01)から北上した後、東南に向かい、バンコク都ミンブリ区のミンブリ駅(PK30)に至る34.5キロ、30駅のモノレール。ノンタブリシビックセンター駅(PK01)で都市鉄道パープルライン、ラクシー駅(PK14)で都市鉄道レッドライン、ワットプラシーマハータート駅(PK16)で都市鉄道ライトグリーンライン(BTSスクムビット線)、ミンブリ駅(PK30)で都市鉄道オレンジライン(建設中)と接続する。12月18日に正式に開業し、運賃の徴収を開始する。

 PPP(官民連携)プロジェクトで、タイ電車公社(MRTA)が土地の収用を、バンコク首都圏で都市鉄道グリーンラインを開発運営するBTSグループ・ホールディングスが75%、タイのゼネコン(総合建設会社)大手シノタイ・エンジニアリング・アンド・コンストラクションが15%、タイ政府系電力会社ラチャブリ・エレクトリシティ・ジェネレーティング・ホールディングが10%出資するノーザン・バンコク・モノレールが線路、駅などの建設と車両、運行システムの導入、運行、整備を担当する。カナダのボンバルディア製の車両を使用する。

 

写真提供、タイ運輸省

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