【タイ】東部経済回廊事務局(EECO)は10月26日、スワンナプーム、ドーンムアン、ウタパオの3空港を結ぶ高速鉄道計画について、「現在の事業スキームのまま進めるのは困難」との認識を示した。事業を受託したCPグループ主導のアジア・エラ・ワン社が繰り返し契約解除を求めており、金融機関も融資に応じていないもよう。
EECOは、「事業環境が契約締結時から大きく変化したほか、事業採算性に関する検討で深刻な懸念が示されている」と説明。「契約条件を変更したとしても資金調達問題の解決にはつながらない」とし、「融資が得られなければ事業を進めることはできない」との見方を示した。
政府はこれまでどおり、バンコク首都圏とウタパオ空港を擁する東部ラヨーン県を結ぶ高速鉄道は必要との立場を維持している。EECOは、現在の契約が解除された場合の代替案として、「政府による直接投資」や「新たな官民連携(PPP)方式」への移行のほか、最高速度を当初計画の時速250キロから160キロに引き下げる案などを検討対象としている。
同計画の今後については、11月に開かれる予定の東部経済回廊政策委員会(EECPC)で協議される見通し。政府は契約解除や事業再編の是非を含め、今後の対応を検討する。
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