【タイ】タイ国際航空(THAI)は10月2日に取締役会を開き、バンコク洪水下での運航管理の混乱や手荷物の滞留などが発生したことを受け、チャーイ・イアムシリ最高経営責任者(CEO)を解任した。サムリット・サムニアン取締役が常勤のCEO代行に任命された。
同社は取締役会後に発表した声明で、混乱の再発防止に向けて経営体制を見直す方針を示した。地上業務員や倉庫作業員の雇用制度についても、多重下請けや外部委託の在り方を中心に再検討する。
今回の混乱をめぐり、経営陣の責任を調査する正式な調査も開始した。チャイ前CEOに対しては、総額8億バーツ(40億円相当)超に上る86万本のワインを単一業者から調達したことが明らかになり、同疑惑についても調査委員会が設置されたという。
サムリットCEO代行は、タイ国営石油会社PTT傘下の石油開発会社「PTTエクスプロレーション・アンド・プロダクション(PTTEP)」の元幹部で、現在はTHAIの取締役を務めている。今後は運航体制の正常化、滞留分の解消、乗客や社会からの信頼回復に取り組む。
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