タイ国内旅行の共同負担制度、開始時期を2027年4月に延期か

【タイ】スラサック・パンチャルンウォーラクン観光スポーツ相は9月16日、タイ人国内旅行の共同負担制度「タイ・ティヤオ・タイ・プラス」の年内の開始を見送り、2027年4月ごろの実施に変更する可能性が高いと明らかにした。観光ハイシーズンではなく、旅行需要が落ち込む閑散期に実施することで、予算をより効果的に活用したい考えだ。

 同制度では100万人分の利用枠に必要な予算をすでに確保しており、宿泊費補助やデジタルクーポンなどの支援内容は変更しない。実施時期についてのみ、観光業者との協議を改めて行った上で確定し、閣議承認を求める。

 政府内では、国内観光の活性化が必要との認識で一致しているものの、今年末から2027年初めにかけてのハイシーズンに予算を投入することに反対意見が出ていたという。旅行者が自然に増え、満室となるホテルも多いため、補助金による経済効果の上積みが限定的になるとの見方があった。

 当初は2026年10月1日に制度を開始し、同年11月から2027年2月までを旅行対象期間とし、12月15日から1月15日までの年末年始期間は支援の対象外とする予定だった。
●タイの観光刺激策に120億円 9月実施へ 政府緊急借入が財源
●タイ人向け国内観光振興策を10月始動、外客収益の伸び悩み補う

スラサック観光スポーツ相 写真:タイ政府観光庁(TAT)フェイスブックより

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