タイ政府が精製マージン再削減を検討 今週中にも燃料価格2バーツ超引き下げへ

【タイ】エーカナット・プロームパン・エネルギー相は、国内燃料価格の抑制に向けて精製マージンを今週中にも2バーツ超引き下げる可能性があると示唆した。3月に実施した第1弾の削減では、小売価格が1リットルあたり2.14バーツ下がっており、今回の追加措置によってさらなる負担軽減が期待される。

 政府は燃料価格対策を推進中で、精製マージンの再計算に向けて実際のコストデータを分析している。4月1〜15日の平均マージンは1リットルあたり15バーツと、3月の7バーツ強から急上昇しており、同相は「極めて異常な動き」と指摘。国家エネルギー政策委員会(NEPC)は4月21日に会合を開き、改定後のマージンを23日にも適用する見通しで、新たな計算では戦争リスク保険料、輸送費、保険料など、4月前半の実勢に基づく追加コストを反映させる。これによって2バーツを超える引き下げが見込まれる。

 一方、シンガポール市場価格が2割ほど下落しているにもかかわらず、タイ国内小売価格の下げ幅が小さいとの指摘について同相は、石油燃料基金の財政状況を理由に挙げている。世界的な高騰期に同基金が国内価格の安定化のために大規模な補填を行ったため、債務が600億バーツを超えた。現在、同基金の支出は1日20億バーツ超から1億バーツ程度に減少しているものの、「基金の安定性を維持するため、小売価格の調整は段階的に行う必要がある」と説明した。

●タイ政府、非常措置で軽油精製価格を引き下げへ 精製業者に負担分担求める

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