河西工業、タイ東部の内装部品工場を閉鎖へ 生産集約で事業再建急ぐ

【タイ】河西工業(本社:神奈川県高座郡)はタイ東部チョンブリー県ピントン工業団地内の自動車内装部品の生産拠点、ピントン工場を2026年内をめどに閉鎖する方針を固めた。自動車市場の減速や主要取引先の販売不振を背景に、同社が進める構造改革の一環として、生産体制の見直しを進める。

 閉鎖対象となるピントン工場は、タイ連結子会社のKASAI TECK SEE CO., LTD.(KTST)が運営し、ピントン工業団地フェーズ2に立地する。従業員は約60人で、日産自動車をはじめとする日系完成車メーカー向けに内装部品を供給してきた。取締役会では2026年1月に閉鎖を正式決定し、同年12月の操業停止を予定している。

 河西工業は、2025年に公表した中期経営計画「Kasai Turnaround Aspiration」で、拠点再編を含む抜本的な事業構造改革を掲げている。タイでは自動車販売の伸び悩みなど事業環境の変化が続いており、生産拠点を集約することで収益性の改善を図る必要があると判断した。

 工場閉鎖の後も、タイ国内のアユタヤ工場など他拠点に生産設備を移管し、顧客への製品供給は継続する方針だという。現地での供給体制を維持しつつ、効率化を進める構え。

 今回の決定が連結業績に与える影響については、現在精査中としており、業績予想の修正が必要となった場合には速やかに公表するとしている。

河西工業

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