タイ航空無線会社、軍事衝突勃発も「航空は安全運用」 タイ~韓国路線が順調な増便

【タイ】タイ航空無線会社(エアロタイ)は12月14日、タイ・カンボジア国境での軍事衝突の勃発はタイの航空交通システムに影響せず、通常どおり安全に運用されていると発表した。乗客および人員の安全確保や技術維持など、いずれも国際線の需要に対応できる体制にあると強調した。

 ハイシーズンを迎えて国際便は増便しており、中でも韓国路線は順調だという。2025年度のタイ~韓国路線は国際線全体のおよそ4%を占め、路線別で8位となった。年間の運航便数はおよそ2万便で1日平均54便。内訳は仁川(ソウル)45便、金海(釜山)7便、大邱2便となった。年末年始の繁忙期には1日あたりの運航便数が60便に増えるとの見通しを示している。

 韓国からの入国者は日本のそれを上回っており、中国人入国者が激減したまま戻ってきていない現在、東アジア市場では韓国の需要増に期待がかかっている。エアロタイは「韓国からはバンコク、プーケット、チェンマイなど国内主要空港に直行便が乗り入れており、安心して訪れてほしい」と呼びかけている。

スワンナプーム空港 写真:newsclip

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