「ロビンフッド」が「フードパンダ」の事業を引き継ぎ

【タイ】5月23日を最後にタイでのフードデリバリーサービスを終了する予定だった独デリバリーヒーローの「フードパンダ」を、同業の「ロビンフッド」が引き継ぐ。5月20日に交わされた契約は即時有効で、すでに顧客、配達員、従業員、企業情報の引き継ぎが進められているという。

 ロビンフッドを運営する「パープルベンチャーズ」はもともと、タイ王室系金融持ち株会社SCBX傘下にあり、サイアム商業銀行(SCB)がアプリを公開した。パープルベンチャーズは2024年9月、IT関連事業などを手がけるイップインソイ社を中心とする投資家グループに売却されている。今回のフードパンダ同様に、サービス終了予定(2024年7月)直前に売却先が見つかった。タイでは「ロビンフード」とも発音される。

 ロビンフッドのアプリは今後、外国人利用者を見込んで英語を充実させ、年内にはサービスを地方に拡大する計画だという。

フードデリバリーの「フードパンダ」 タイから撤退

フードパンダの配送バイク 写真:newsclip

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