【タイ】スリヤ・ジュンルンルアンキット副首相兼運輸相は、4月中旬のソンクラーン(タイ正月、水かけ祭り)に伴う大型連休に備え、関連省庁や交通機関に十分な対策で臨むよう指示したことを明らかにした。公式連休は4月12日(土)から16日(水)までの5日間で、帰省や旅行などで国民の移動が急増する期間は11日から17日、ピークは11日と予想されている。
スリヤ副首相はこれまでに、ソンクラーン期間中の国内線、列車、長距離バスの増便を発表している。帰省ラッシュが予想される高速道路についても、11日から17日にかけて複数が無料で開放される。
移動規模に関しては、バンコク都内の高速道路や幹線道路を利用する個人車両は1632万台、鉄道、長距離バス、航空機、船舶などの公共交通機関の利用は1584万人が見込まれるという。タイ国鉄は期間中76万人、長距離バスを運営する国営トランスポート社は1日当たり12万人のそれぞれの旅客に対応すべく、準備を進めている。
ほか、利便性向上と安全確保のために道路照明を確保し、事故続きのラマ2世通り(国道35号線)の工事を中断する。