減少続くタイの外国人入国者数、3月は9%減の270万人(表付き)

【タイ】タイ観光スポーツ省がまとめた2025年3月の外国人入国者数は、前年同月比9%減の272万457人だった。前月比では13%減となった。トップは中国からだったが、前年同月比48%減、前月比20%減と大幅に減少し、29万7113人にとどまった。

 2位はマレーシアからで前年同月比15%減の29万2436人、3位はロシアからで同18%増の23万5682人、4位はインドからで同17%増の18万7973人、5位は韓国からで同18%減の12万775人だった。7位の日本からは同17%増の10万9173人。

 第一四半期としては、前年同期比2%増の954万9004人で、1000万人を割った。タイ政府が公表した通年の目標値である4000万人を達成できるかは未知だ。中国からは前年同期比24%減の133万1434人、日本からは同17%増の31万6744人。

 タイの観光業で「頼みの綱」となる中国からの旅行者は、多くの中国人が被害を受けた国際犯罪の発生で、かねてより減少が見込まれていたが、4月のソンクラーン(タイ正月、水かけ祭り)に向けて回復するものと期待がかかっていた。しかし、3月28日の地震とそれによるビル倒壊事故の発生で、さらなる減少もあり得る状況となっている。

 全体としても、地震によるビル倒壊を機に「タイの建造物の安全性」に対する不安がより高まり、「ソンクラーンは政府が見込むほどに盛り上がらない」といった意見がもっぱらだ。

関連記事

トピック

  1. タイの首都はとてもコスモポリタンな街。バンコクでインド世界に赴くのも面白い体験♪ アジアの風だより…
  2. 夏休みの旅行は、やっぱり優雅にビーチリゾートで楽しみたい♪ まだ間に合う!? 7‐8月がベストシー…
  3. バンコク観光のハイライト☆チャオプラヤ川のキラキラ夜景を 眺めながら楽しむ☆おすすめディナークルー…

要チェック!イベント&セミナー

  1. 【7月ウェビナー】タイの税務の基礎知識①~実務入門編~ タイの税務の基礎知識① お申し込みはこ…
  2.  タイ文字表記の全法則を土日の2日間で学べる短期集中型講座です。初めての方は、その独特で複雑なルール…
  3. 「ラオス投資フォーラム2025」開催決定 - マライトーン商工大臣来日、ラオスの最新投資環境を紹介 …

コラム・タイカルチャー

  1.  祝日。アーサーンハブーチャー(วันอาสาฬหบูชา 三宝節)の翌日で、暦上の雨期入り。今年は…
  2.  祝日。三宝は仏・法・僧(ぶっぽうそう)の意。釈迦が悟りを開いて仏陀となった7週間後、鹿が多く住んで…
  3. ♀ 20代後半 ピッサヌローク出身バンコク在住  ピッサヌロークのとあるビルで体験した話。そのビル…
  4. 酒類販売禁止日の適用法令(2025年改定) (Update 2025-2) 酒類販売禁止時間を定…
  5. 和名:サガリバナ科 英名:Patama Oak, Ceylon Oak, Wild Guava …
  6.  カンボジアと国境を接する県。国境沿いにはカンボジア領としてユネスコの世界遺産に認定されたヒンズー寺…

ハロタイ企業情報検索

simlex-20240411-004
ページ上部へ戻る