バンコク都市鉄道の運賃上限20バーツ 9月までに範囲拡大の計画

【タイ】スリヤ・ジュンルンルアンキット副首相兼運輸相は2月13日、バンコク首都圏都市鉄道の一部で実施中の運賃上限20バーツ策を、今年9月までに範囲を拡大させる計画を明らかにした。具体的な対象範囲は示されていない。

 タイ政府は現在、2023年10月16日に導入されたパープルラインおよびレッドラインの運賃上限を20バーツに抑える措置を、2025年11月までの予定で延長している。それまでの運賃はパープルライン14〜42バーツ、レッドライン16〜35バーツだった。

 スリヤ副首相は、運賃上限20バーツ策が導入されて以降、2024年12月に乗客最多を記録し、2路線合計で前年同月比10%増の計305万人に達したと説明した。収益は同12%増の4991万バーツで、年内には同策導入以前の収益を上回る見込みから、運行会社への損失の補てんとも発言した。

 ペートーンターン・チナワット首相やスリヤ副首相はこれまで、同策を都市鉄道全域に広げる発言を繰り返している。スリヤ副首相は特に、BTS(高架鉄道)を買収して国営化する案にも言及するなど、積極的な取り組みを国民にアピールしている。

バンコク首都圏の電車2路線、20バーツ上限を継続

「絶対実現」明言も資金調達めど立たず 交通渋滞税導入案

パープルライン 写真:バンコク・エクスプレスウェイ・アンド・メトロ(BEM)

 

レッドライン 写真:タイ国鉄

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