クラ地峡の運河がだめなら高架道路を 2025年に開発具体案

【タイ】マレー半島でタイ国土が狭まるクラ地峡に長距離の高架道路を建設、アンダマン海側のラノーン港とタイ湾側のチュムポーン港を結ぶ計画が浮上している。スリヤ・ジュンルンルアンキット副首相兼運輸相が明らかにしたもので、来年には具体案を作成する見込みだという。

 クラ地峡は、南部ラノーン県クラブリー郡から東隣チュムポーン県サウィー郡までの一帯を指し、ミャンマーとの国境を成すクラブリー川が内陸に最も入り込んだ地点からサウィー郡の海岸線までは幅44キロ。アンダマン海とタイ湾を運河でつなげば、マレー半島を迂回する船舶の需要を一気に取り込むことができるため、過去何十年にもわたって歴代の政権がクラ地峡での運河開発を検討してきたが、多くの面で非現実的と判断されていた。

 今回の案は、運河ではなく高架道路を敷設する計画。スリヤ副首相は、アラブ首長国連邦の港湾運営会社であるDPワールドなどがすでに現地視察を終えていると説明した。フェーズ1が2026年に着工2030年末までに完工、フェーズ2が2031年に着工2034年末までに完工、フェーズ3が2035年に着工2036年末までに完工の計画だ。

 投資総額は推定1兆バーツ(4兆5000億円相当)で、内訳はラノーン港3308億1000万バーツ、チュムポーン港3056億7000万バーツ、高速道路および鉄道の接続インフラ3585億2000万バーツ。雇用創出はラノーン県で13万人、チュムポーン県で15万人の計28万人。GDP成長率も5.5%まで引き上げられる期待があるという。

ミャンマーとの国境を成すラノーン県クラブリー郡のクラブリー川 写真:newsclip

 

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