【タイ・米国】ペルーでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への出席に合わせて米国ロサンゼルスを訪問していたペートーンターン首相は11月12日(現地時間)、半導体大手ウエスタンデジタル(WD)のグローバルオペレーション担当エグゼクティブバイスプレジデントのアーヴィング・タン氏と会談した。
ペートーンターン首相はWDのタイへの投資に感謝の意を述べ、同社のハードディスクドライブ(HDD)製造事業を評価、今後も支援を惜しまないと約束した。また、タイをデジタル経済の地域拠点に成長させる一連の政策について説明した。
アーヴィング・タン氏もタイ政府に感謝していると返答。タイは今後も同社にとって重要な製造拠点であるとみなし、今後はタイの主要大学との連携で人材育成や労働スキルの向上に貢献していく計画を伝えた。
WDはタイで、中部アユタヤ県と東部プラチンブリー県に工場を構え、HDDを製造している。今年8月にはタイ投資委員会(BOI)が、ウエスタンデジタル・ストレージ・テクノロジーズ(タイランド)の235億1600万バーツを投じての生産設備拡張に対し、税制面などの恩典付与を決定している。