【更新:行方不明2人の死亡確認】タイ中部の製紙工場で火災、8人死亡 WHAサラブリー工業団地内

更新:7月2日昼12時20分頃、行方不明となっていた従業員2人の死亡が確認された。抱き合うようにして倒れていたと報じられている。

【タイ】タイ中部サラブリー県ノーンケー(ノンケー)郡のWHAサラブリー工業団地で6月30日午前11時40分頃、製紙工場から出火して数十人の死傷者が出た。午後10時時点で8人の死亡が確認されており、2人が行方不明となっている。けが人は少なくとも26人で、何人かは上階の窓から飛び降りて脚をけがしたもよう。

 火災が発生したのは「リバープロ・パルプ&ペーパー」で、同社ホームページにはティッシュペーパー、キッチンペーパー、トイレットペーパーといった商品が掲載されている。火はパルプ置き場から出て、瞬く間に燃え広がった。消防車およそ50台が駆け付けたが、火の勢いが迅速な消火活動を妨げたという。火事によって建物の一部が倒壊。午後10時時点で、完全鎮火には至っていない。

 出火当時、工場内には100人ほどの従業員がいたという。避難は統制が取れていなかったようで、火災に気付かず逃げ遅れた男性2人、女性8人の計10人が2階と3階の事務室に閉じ込められた。うち8人が遺体で発見されたという。

 WHAサラブリー工業団地はバンコクから北に向かって75キロほどの国道1号線の左手にあり、日系メーカーも多く入居する。

写真:Fire & Rescue Thailand

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