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- 30)茎はトゲトゲ、葉は食用の「アカシアギンネム」
30)茎はトゲトゲ、葉は食用の「アカシアギンネム」
- 2024/2/12
- カルチャー, タイでどこにでも咲く花
和名:アカシアギンネム(金合歓?銀合歓?)
英名:Acacia Pennata, Senegalia Pennata
泰名:ชะอม チャオム
「金合歓」でネット検索すると、アカシアギンネムに似た黄色の花の画像がヒットする。名称としては、金合歓=アカシアらしい。一方、「銀合歓」でネット検索するとアカシアギンネムと同じ白っぽい花の画像がヒットする。名称としては、銀合歓=ギンネム。それなら「アカシアギンネムはただ単にギンネムなのではないか」と思ってしまうのだが、食用としての葉を指す場合は「アカシアギンネム」と呼ばれている感もある。
葉は茹でて「ナームプリック」というタイの塩辛を付けて食べるのが一般的。外国人ならたまご焼きに入った葉を見かけることが多いかも知れない。
自宅の庭の隅に植えたアカシアギンネムが、あっという間に成長して切っても切っても伸び続けている。放っておくと2メートルにも3メートルにもなり、バラのような茎なのでハサミで切るときにたいていトゲが指に刺さって痛い。かなりの生命力なので、切った後ゴミ箱の横に1カ月ほど放置していた50センチほどの茎を試しに土に埋め直してみたら、すくすく成長してそのうち葉を付け始めた。
花は直径1センチほどでチアガールが持つポンポンのような形。不思議なことに、花を付けるころには茎からトゲが消える。