25)すっかりタイの花になった「アラマンダ」

和名:アリアケカズラ(有明葛)
英名:Allamanda
泰名:บานบุรี バーンブリー

 タイ南部ビーチリゾートのプーケット島にThe Allamandaという宿泊施設があり、取材でよく訪れていた二十数年前は敷地がアラマンダだらけだった。当時は花に全く興味がなく写真など撮っていなかったため、「花の名前=施設名」であると知ったのはだいぶ後になってからだった。

 和名として「アリアケカズラ」と「アラマンダ」のどちらが一般的なのか分からないが、タイでも英名が通じやすい。ちなみにタイ語は「バーン=咲く」「ブリー=街、町」という意味。チョンブリー、ラーチャブリー、チャンタブリーといったタイ中部や東部に多い県名を思わせ、何となく(外国人の自分としては)違和感がある。

 タイでは役所、民間施設、民家、集合住宅などといったさまざまな建物の入り口や敷地内、公害に強いのか道路わきにも、というかなりの広範囲でアラマンダが植えられている。ブラジル辺りの原産ということだが、タイに馴染みきっている。

 一言にアラマンダと呼んでいるものの、タイにも数種類あるようで、日本語でいうヒメアリアケカズラ(姫有明葛)はタイ語で「バーンパーラー(บานพารา)」という別の花になるらしい。

鉄道駅の敷地に咲くアラマンダ。

木の高さや花びらの丸みの差によって種類の見分けが付くらしい。

暑い国に黄色は良く似合う。

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