サイアムパラゴンの乱射事件 中国人女性ら2人死亡、5人けが

【タイ】バンコク都心の大規模ショッピングセンター(SC)「サイアムパラゴン」で3日午後発生した銃撃事件で、タイ警察は同日夜、中国人女性(34)とミャンマー人女性の2人が死亡し、タイ人女性2人、タイ人男性1人、ラオス人女性1人、中国人女性1人が撃たれて負傷したと明らかにした。タイ人女性の1人は頭を撃たれ重体だという。

 警察は容疑者の14歳の少年を隣接する高級ホテルで逮捕し、拳銃1丁を押収した。

■訪タイ中国人観光客、先月からビザ免除

 2019年にタイを訪れた中国人は約1099万人に上り、外国人旅行者全体(約3980万人)の28%を占めた。タイ政府は2022年から新型コロナ対策の入国規制を段階的に撤回したが、今年1〜8月の中国人旅行者数は約221万人と、回復が遅い。原因のひとつは、中国人が同国人に誘拐されたり殺害される事件がタイで相次いだほか、中国人がだまされてミャンマー、カンボジアなどで特殊詐欺の要員として働かされる事件があり、タイの治安が悪いといううわさが広まったためとされる。

 タイ政府は先月25日から、観光目的でタイを訪れる中国人とカザフスタン人に対し、査証(ビザ)を免除し、中国人観光客の誘致に本腰を入れていた。そうした矢先にバンコク都心の外国人も多いSCで乱射事件が起き、中国人が犠牲となったことで、治安が悪いというイメージの払拭は困難になったといえそうだ。

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