【タイ】東部チャチュンサオ県で開催されたジュニアゴルフ大会中に落雷に遭った女子ゴルファーのアーヤーワリン・プラダップヤート(愛称:エーヤー)さんが11月2日、搬送先の病院で死亡した。同大会では女性キャディ(31)も負傷し、治療を受けている。
事故は11月1日午後4時ごろ発生。レスキュー隊が駆け付けた際、エーヤーさんは意識がなく心肺停止状態だったが、現場で心肺蘇生処置(CPR)が行われ、一度は心拍が回復した。その後、病院に転送された。ゴルフ場名は報じられていない。
家族によると、エーヤーさんは心拍再開まで1時間にわたって心停止状態が続き、集中治療を受けたものの重篤な状態が続いた。容体は夜間に悪化し、ミャンマーで働いていた父親が帰国するまで薬剤で生命維持が図られた。父親は翌朝病院に到着し、娘との最後の別れを済ませた後、エーヤーさんは同日午前に息を引き取った。
母親は、大会当日の午後3時ごろ、コースわきの松並木付近に落雷があったのを確認し、その後も複数回の落雷があったと証言した。雨が降り始めて天候が悪化していたにもかかわらず、大会関係者から中断の指示がなかったため、選手たちは競技を続けていた。
その後、コース近くで大きな落雷音が響き、雨も強まったことから大会は中断され、選手の回収が始まった。しかし、娘の姿が見当たらず関係者に尋ねたところ、「横になっている」と説明されたため、当初は休憩所で休んでいるものと思ったという。
しかし、落雷の被害に遭った子どもがいるとの知らせを受け、確認したところ被害者が娘であることが分かった。エーヤーさんは選手用休憩所に運ばれ、応急処置を受けていた。母親は、顔や体に赤みがあり、筋肉のけいれんが見られたと振り返った。
祖母は、関係者が少なくとも2回の落雷発生後も競技を続行させたと主張し、「なぜ中断しなかったのか分からない」と大会運営に疑問を呈した。エーヤーさんは頭部右側、全身、腕、脚にやけどを負い、帽子も破れていたと説明した。家族はさらに、ゴルフ場に救急車が待機していなかったため、病院への搬送が遅れたと指摘している。
エーヤーさんは県レベルの大会で複数の入賞歴を持つ有望選手で、その実績から東部チョンブリー県ゴルフチームの補欠選手にも選ばれていた。


























