【タイ】パッタラポン・パッタラプラシット副運輸相は、運輸省が観光振興と地域経済の活性化に向けて交通網整備を進める中、南部クラビー空港がロシア4都市と結ぶ直行チャーター便の受け入れを開始したと発表した。アンダマン海沿岸地域への旅行需要の取り込みと観光収入の拡大を図る。
運輸省空港局(DOA)は、「Airport for Regional Development(地域発展のための空港)」政策の下、地方空港の機能強化と新規路線の誘致を進めている。現在、サイアムウイングス・エアラインズが10月15日まで、クラビー空港とロシアの4都市を結ぶチャーター便9便を運航している。
サイアムウィングスは東部ラヨーン県ウタパオ空港を拠点とする定期航空運送事業者で、345席を備えたエアバスA330-200型機を使用してチャーター便を運航。乗り入れ先はノボシビルスク、クラスノヤルスク、モスクワ、エカテリンブルクの4都市。初便は10月2日に運航され、ウタパオ空港からクラビー空港に乗り入れた後、乗客345人を乗せてロシア・ノボシビルスクのトルマチョーボ国際空港に向かった。
2週間で3000人を超えるロシア人観光客の来訪が見込まれることから、南部アンダマン沿岸地域への所得波及効果が期待できるとしている。ホテル、飲食店、交通事業者、地域産品関連事業者などに新たな収益機会をもたらすとの見方も示した。
空港局は今後も、地方空港への新規路線開設を後押ししていく。新路線や新規就航航空会社を対象に空港使用料を50%減免する「New Route New Airline」施策を実施。地方都市への航空需要を促進し、航空輸送の発展とタイの航空・観光ハブ化を目指す。
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