【タイ】バンコク洪水の影響で、タイ国際航空(THAI)の運航や手荷物処理の混乱が続いている。THAI地上業務員が出勤できない状況となり、スワンナプーム空港では手荷物の引き渡しの遅延が発生。欠航や大幅な遅延が相次ぎ、利用客からは経営陣の危機対応や管理能力を疑問視する声が上がっている。
洪水の影響で手荷物取扱業務に支障が生じ、9月26日から混乱が続いている。多数の乗客が受託手荷物の受け取りに長時間待たされているほか、運航にも影響が及び、29日にはバンコク~コーンケーン、~プーケット、~ハノイ、~シンガポールを結ぶ計8便を追加欠航した。28日には34便が遅延していた。同社は謝罪声明を発表し、滞留していた52便分の手荷物を24時間体制で乗客に渡していると説明している。
こうした中、中国・成都発バンコク行きTG619便の乗客が、自身の体験を公表。同社の対応を厳しく批判した。
定刻15時55分出発に合わせて、28日午後1時30分に成都空港で搭乗手続きを行った際、午後11時に延期されたと告げられた。THAIはホテルと送迎車を手配したが、宿泊施設は空港から離れた場所にあり、その後の運航状況についてはEメールやアプリを通じた案内もなかった。
午後11時を過ぎても新たな説明はなく、乗客らは未明まで待機を余儀なくされた。29日午前1時半ごろに空港に戻った後も2時間待機し、同便は午前4時50分ごろに出発したという。
さらに、スワンナプーム空港到着後も乗客は機内で25分間待機させられた。客室乗務員からは、航空機のドアを開ける地上業務員が不足しているとの説明があったとしている。
ターミナル到着後も混乱は続き、利用客は手荷物受取所で2時間待機したが荷物を受け取れなかったという。手荷物の所在確認窓口に職員はおらず、受託手荷物の紛失・遅延手続きを乗客自身で調べなければならなかったと主張している。
同乗客は一連の混乱について、「THAIの災害と呼ばずして何と呼ぶのか」と批判。「なぜ1件の運航トラブルでここまで乗客の信頼を損なう事態になったのか」とし、経営陣の責任追及や組織運営の見直しを求めた。
●タイ空軍兵士69人、スワンナプーム空港で地上業務を支援 荷物受け渡し遅れで
●バンコク・スワンナプーム空港、荷物取り扱い遅延で発着便に影響 大雨・洪水でスタッフ不足
スワンナプーム空港で受託手荷物の仕分け作業を支援するタイ空軍兵士
写真:กองทัพอากาศไทย Royal Thai Air Forceフェイスブックより



























