【タイ】電源開発株式会社(Jパワー)は、100%子会社のJ-POWER Holdings(Thailand)を通じ、タイの民間電力会社エグコ社(Electricity Generating Public Company Limited)が保有する子会社2社の株式を取得し、同国のガスコージェネレーションによる小規模発電(SPP)事業2件に新たに参画した。Jパワーがタイで手がけるガスコージェネレーションSPP事業はこれで10件目となる。
今回取得したのは、エグコ社が全株式を保有するKlongluang Utilities Company Limited(KLU社)とBanpong Utilities Company Limited(BPU社)の株式で、Jパワーは両社の49%を取得した。KLU社は、パトゥム・ターニー県で2017年7月に運転開始したガスコンバインドサイクル発電所(出力12.2万kW、蒸気15トン/時)を運営。BPU社は、ラーチャブリー県で2017年10月に運転開始した同方式の発電所(出力25.6万kW、蒸気80トン/時)を運営している。
両事業は、タイ発電公社(EGAT)に電力を卸供給するとともに、周辺企業に電力と蒸気を直接販売するSPPプログラムに基づくもの。SPPは1992年に制定された小規模発電事業者向けの買取制度で、水力、風力、バイオマス、火力コージェネなどによる発電を対象とし、2026年5月時点で約933万kWの供給が行われている。
Jパワーはタイで、ガス火力、バイオマス、ルーフトップソーラーなど複数の発電事業に参画し、開発から運転までの知見を蓄積してきた。ガスコージェネレーションSPP事業ではすでに8件を手がけており、今回の2件追加で参画件数は10件となる。エグコ社とは25年以上にわたり、ガス火力やバイオマス発電などで協働してきた実績がある。
今回の出資は、Jパワーが中期経営計画(2024~2026年)で掲げる「持続可能な収益源の確立と成長」に沿う取り組み。タイでの電力安定供給と環境負荷低減を進めつつ、新規案件の獲得による事業基盤拡大を目指すとしている。





























