【タイ】タイ工業連盟(FTI)自動車部会は、2026年のタイの自動車生産見通しを145万台とし、従来の150万台から下方修正した。2025年の生産実績は、前年比0.91%減の145万5569台だった。
世界経済の不透明感、中東情勢の悪化、各国の貿易制限措置、電気自動車(EV)市場での競争激化が輸出向け生産の回復を遅らせているとし、今年の見通しを慎重に見積もった。2025年はEVの急増が生産を一定程度支えたものの中東向けが大幅に落ち込んだ。
2026年上半期の動向についても「輸出の回復には時間がかかる」と警戒感を示している。中東向けの需要減退が続き、欧州やオセアニアでも競争が激化。さらに、ピックアップトラックの販売低迷が部品メーカーやサプライチェーン全体の売上・利益を圧迫し、政府の税収や家計の所得にも悪影響を及ぼしているとした。
FTIは、国内経済の弱さが自動車市場の回復を妨げているとし、政府に対し大型投資と雇用創出による景気刺激策を求めている。購買力を高め、家計債務を減らし、国内経済を上向きの循環に乗せることが、自動車産業の安定的な成長につながるとの見方を示した。
●タイの自動車生産、6月は前年同月比8%減 内燃車が65%減
●タイの2025年の自動車生産台数、1%微減の145万5569台 2026年は150万台目標


























