【タイ】ロイヤルオーキッドホテル(ROH)は、バンコクの高級ホテル「ロイヤルオーキッド・シェラトン・リバーサイドホテル・バンコク」を48億7000万バーツ(240億円相当)で買い戻す方針を改めて示した。不動産投資信託(REIT)側が提示した支払い方法が、契約条件と一致していないと主張している。
ROHは7月15日、タイ証券取引所(SET)への提出書類で、グランデ・ロイヤルオーキッド・ホスピタリティREIT(GROREIT)の運用会社ワンアセットマネジメント(ONEAM)が公表した、「ROHが契約どおりに買い戻しを完了しなかった」とする説明に反論した。GROREITは、コロナ禍で観光需要が急減した際、ROHから同ホテルの所有権を売却・再賃貸方式で取得し、ROHがホテル運営を継続しつつ5年以内に買い戻す契約を結んでいた。ONEAMによれば、ROHは買い戻し期限である7月14日に義務を履行しなかったとされる。
ROHは、「REITの受託者である資産運用会社のMFCアセットマネジメントから通知された支払い方法が、契約条件と異なっていた」と説明。買い戻しの意思は変わらず、争点は支払い手続きのみであるとした。MFCに対し、契約違反に当たるとする点の是正を求める書簡を送付したほか、14日には権限を持つ代表者を土地局に派遣し、同社の立場を説明した。
「当社は契約に基づいて資産を買い戻す意向で、MFCが提示した支払い方法は契約内容と異なるため進められない」と述べ、買い戻しの実行を妨げる財務上・事業上の問題はないとした。また、今回の争点が解決するまでの間も、同ホテルの運営権は引き続き同社にあるとした。























