【タイ】スパマート・イサラパクディ首相府相が消費者保護局(OCPB)に対し、バンコク都内の路線バス「4-3E」系統で発生した乗客負傷の事案について、調査を拡大するよう指示した。乗車中に転倒して窓ガラスを破損させた乗客が、運転手から弁償を求められていた。
事案は5月16日に発生。4-3E系統のバスが高速でカーブに進入し、乗っていた高齢女性が転倒して頭部を窓ガラスに強打した。運転手は女性の容態を気にかけることなく、窓ガラスが割れたことを理由に4300バーツ(2万2000円相当)の弁償を求めた。
スパマート首相府相は、バンコク大量輸送公社(BMTA)が報告を受けてただちに女性を見舞い、運転手の不当な請求について謝罪したことを評価した。その上で、「運転手を含む関係者2人の処分だけで終わらせてはならない」とし、公共バス全体のサービス基準を引き上げ、同様の問題を防ぐ必要があると述べた。
「公共交通事業者は、運賃を受け取った時点で乗客を安全に目的地まで送り届ける責任を負う。事故が起きた場合、病院に搬送するのが最優先であり、負傷者を拘束したり金銭を要求したりする行為は断じて許されない」と強調。また、同様の被害に遭った乗客は、圧力に屈することなく証拠を記録した上で、警察「191」やOCPBホットライン「1166」に通報してほしいと呼びかけた。
























