バンコク北バスターミナル、「移転ではなく改修」へ 2027〜29年で175億円投入

【タイ】バンコク都内の中部・北部方面へのバスが乗り入れる北バスターミナル(モーチット2)について、タイ運輸省は「移転ではなく施設の大規模な改修と鉄道ネットワークとの接続強化を進める」方針を示した。シリポン・アンカサクンキアット副運輸相が5月8日、運輸省傘下で長距離バスを運営する国営トランスポート社(ボーコーソー)を視察した際に明らかにした。

 改修費は35億バーツ(175億円相当)を見込み、2027〜2029年に実施する。トランスポート社は2027年度予算として3億5100万バーツを要求しており、老朽化が進むターミナルの建物や設備、特に故障が多い空調システムの更新を計画しているという。政府が閣議承認した2027年度予算枠に、運輸省による10億バーツ超の事業が組み込まれている。また、モーチット2から1.5キロほど離れているタイ国鉄クルンテープ・アピワット中央駅をシームレスに接続するための設計および事業化調査に、2000万バーツ超を充てる。

 シリポン副運輸相は、調査結果を踏まえて最終的な整備方針を決定し、2028年度からの実施を目指すと述べた。

 バンコク首都圏のバスターミナルに関しては一時、3カ所に散らばるバスターミナルをクルンテープ・アピワット中央駅に集約する計画が打ち出されていた。「鉄道駅とバスターミナルが近接する東京駅や博多駅からヒントを得た」(スリヤ・ジュンルンルアンキット副首相兼運輸相:当時)としていた。

●「東京駅や博多駅のように」バンコク・バスターミナルの統合計画

バンコクの北バスターミナル(モーチット2)
写真:レスキュー隊「1677(ร่วมด้วยช่วยกัน)」フェイスブックより

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