タイ人元教員が偽500バーツ札で1万バーツ詐取 FX投資で借金膨らみ犯行か

【タイ】タイ警察中央捜査局(CIB)は4月25日、バンコク都プラカーノン区内で、通貨偽造と詐欺の疑いでタイ人の男(39)を逮捕した。深南部ヤラー県の私立学校の元教員で、外国為替証拠金取引(FX)にのめり込んで損失を重ね、知人からの借金が膨らんだ末の犯行とみられる。

 男は2024年から25年にかけてFX取引で数十万バーツを失い、親族や友人から借金を重ねたが返済のめどが立たなくなった。行き詰まった挙げ句に500バーツ札をカラーコピーし、実物と同じ大きさに切りそろえて20枚を偽造した。

 その後、雑貨店を訪れて店主の高齢女性に、「1万バーツを急いで送金する必要があるが、口座に残高がなく現金しかない」と持ちかけ、偽札入りの封筒を差し出して送金を依頼。女性はこれを信用して送金したが、直後に偽札と気づいて抗議したところ、容疑者はバイクに乗って逃走した。

 男は取り調べで容疑を認めているという。教員としての月給が7000〜8000バーツで、給料を受け取るたびにFX取引に費やし、損失を取り戻そうと借金を重ねた結果、100万バーツに達したと供述している。バンコクまで逃げ延びて警備員として働いていた。

 警察は、FX取引は市場の変動が大きくレバレッジによって少額でも大きな損失を被る可能性があり、専門的な知識と経験が必要だと注意を呼び掛けた。タイ国内に登録ブローカーが存在せず、海外業者とのトラブルが発生しても国内の公的機関に救済を求めることができないと説明している。

写真:POLICE News Varieties

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