【タイ】アヌティン・チャーンウィーラクーン首相は、地域行政の重複をなくして国民の生活向上につながる政策運営を徹底するため、全国6地域に副首相を配置して地域別の計画審査を担わせる新体制を導入する方針を示した。政府は地域ごとの課題に即した予算配分と政策調整を進め、行政の効率化と地域経済の底上げを図る。
4月23日に開かれた「地域統合行政政策委員会」の今年初会合で明らかにした。アヌティン首相は、予算の重点化と重複排除を強調し、地方行政が必要な事業を明確に示し、関係省庁が連携して支援する仕組みを整えるよう指示した。
「2570年度予算は、重複をなくして国民の生活向上、観光振興、地域経済の底上げ、社会問題の解決につながる内容とすべき」と述べ、現下の不確実な情勢に対応できる効率的な予算編成を求めた。地域開発の成果は、「住民の生活改善、所得創出、地域産業の発展、社会問題の解決」でなければならない」と強調。内務省には地方代表の参画を重視し、県知事や地域ブロックの責任者には住民の意見をていねいに聞き取るよう求めた。予算枠は県レベル76県に196億バーツ、地域ブロック18区分に84億バーツで、合計280億バーツ(1400億円相当)となる。
会合では、6地域ごとに副首相を委員長とする地域別分科会の設置が承認された。各分科会は県・地域ブロックの年間計画や省庁の事業提案を審査し、地域方針との整合性を確認する役割を担う。
北部:ヨッチャナン・ウォンサワット副首相兼高等教育科学研究革新相
東北部:ソンサック・トーンシー副首相
中部:スパジー・スタムパン副首相兼商務相
東部:エークニティ・ニティタンプラパート副首相兼財務相
南部および南部国境地域:ピパット・ラチャキットプラカーン副首相兼運輸相
























