【タイ】プラチャーチョン党は、5月1日のメーデーに合わせて国会前で社会保障制度の抜本改革を求める集会を開き、社会保障法の改正案を提出すると発表した。フェイスブックで国民に参加を呼びかけ、「社会保障を国民の手に取り戻す」と訴えている。
同党は、社会保障基金(SSF)が数百万人の労働者の拠出金によって成り立っているにもかかわらず、「長年にわたって非効率な運営や不透明な支出が続き、加入者が十分な給付を受けられていない」と指摘。高級車の購入、スーツの仕立て、不要な省庁改修、市場価格を大きく上回る不動産取得など、疑問の残る支出事例が多く報告されているとした。
改正案では、基金運営の透明性と信頼性を高めるため、1)会議資料、議事録、予算執行の詳細などを全面公開し、労使双方が基金の運用を監視できる仕組みを整えること、2)基金を官僚組織から切り離した独立した法人とし、数兆バーツ規模の資産を柔軟に管理できる体制を構築すること、3)政府・使用者・被保険者の代表で構成する理事会を最大13人に再編し、拠出割合に応じた代表性を確保すること、4)政府が給付の支払いを保証して保険料率や賃金上限を3年ごとに見直すこと、基金の運用成績を国際的な優良基金を基準に評価して必要に応じた戦略を調整すること、の4つの改革を掲げている。
























