バンコク首都警察、ソンクラーン連休中の治安対策を強化 燃料高で都内滞在者増を想定

【タイ】バンコク首都警察は、ソンクラーン(タイ正月)連休中の治安対策を強化する方針を明らかにした。燃料価格の高騰によって地方に出かける人が減り、都内にとどまる人が増えると見込まれることから、例年以上の警備体制を敷く。

 サヤーム・ブンソム首都警察司令官は、警察本部のキティラット・パンペット警察長官からもソンクラーン連休中の安全対策について強い指示が出ていると説明。首都警察はバンコク都庁(BMA)、都内50区、管轄警察署と連携し、都民が安全に水かけ祭りなど連休を楽しめるよう準備を進めているという。

 主な対策として、会場への入場時に持ち物検査を行い、武器や違法物の持ち込みを防ぐほか、詐欺や窃盗などの犯罪抑止に重点を置く。会場内には救急医療用の動線を確保し、負傷者や急病人が出た場合に医師や看護師が迅速に対応できる体制を整える。

 これらの措置は、外国人旅行者が集中するカーオサーン通りやシーロム通りなどに設置される大規模会場ほか、主要商業施設、寺院、各地のイベント会場にも適用される。突発的な事態や緊急時にも的確に対応できるよう警戒を強める。

 一方、都民が公道で水かけを行うケースが見られる一部地域については、交通への支障を防ぐため、道路封鎖を認めない方針を確認した。自宅周辺での水かけは可能だが、公共道路を占拠する行為は控えるよう呼びかけている。

 混雑が予想される主要会場では、外国人犯罪の防止策として入国管理局も加わり、全ての大規模会場に検問を設置する。監視対象者の情報を共有し、防犯カメラの顔認証システムも活用して不審者の侵入防止を図る。

 交通対策についても、地方路線を含めた輸送の安全確保に引き続き注力し、事故防止のため運転手や車両の状態を厳しく点検する。現時点では、中東情勢など海外の紛争に関連した不穏な動きや、特定の危険情報は確認されていないが、首都警察は国軍と緊密に情報を共有して警戒を続ける。

サヤーム首都警察司令官 写真:POLICE News Varieties

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