カンボジア人労働者の新規受け入れ停止 タイ政府が「治安上の懸念」で方針維持

【タイ】トリーヌット・ティエントーン労相は、「治安上の懸念」を理由にカンボジア人労働者の新規受け入れを認めないという方針を、改めて確認した。民間部門からはカンボジア人雇用拡大の強い要請が続いていた。

 2025年に発生したタイ・カンボジア国境での軍事衝突以降、タイではカンボジア人労働者の雇用が安全保障上の懸念とし、議論を呼んでいた。民間部門からは、カンボジア人労働者の不足が国としての競争力を損なう恐れがあるとし、新規受け入れに向けた早急な対応を求めていた。

 トリーヌット労相は、現在国内で就労しているカンボジア人労働者の管理について、有効な就労許可を持つ既存の労働者の管理に重点を置き、新規入国は認めないことを再確認。すべてのカンボジア人労働者が正規に登録され、特定の企業に雇用されていることを示す雇用主の証明を備える必要があるとした。

 また、いかなる施策も国家安全保障に影響を及ぼしてはならず、労働省は政策導入にあたって治安当局と緊密に連携すると強調した。さらに同省雇用局に対し、外国人労働者を継続的に監督・管理するための厳格で明確な制度を整備するよう指示したことも明らかにした。

トリーヌット労相 写真:トリーヌット労相フェイスブックより

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