【タイ】タイ工業連盟(FTI)自動車部会の発表によると、2025年通年の自動車生産台数は前年比0.9%減の145万5569台だった。電気自動車(EV)の増産が進んだものの、内燃機関(ICE)車の一部モデルの生産終了などが影響し、前年をわずかに下回った。7月に下方修正した年間目標145万台はかろうじて達成した。12月単月の生産台数は前年同月比8.6%増の11万3855台で、EVの生産拡大が全体を押し上げた。
自動車(新車)販売台数は前年比8.5%増の62万1166台と回復基調を示した。12月単月は前年同月比39.1%増の7万5121台となり、3年ぶりの高水準を記録。EV購入支援策の期限を控えた駆け込み需要や、モーターショーおよびモーターエキスポでの受注増が販売を後押しした。一方、ピックアップトラックは家計債務の高止まりや金融機関の融資審査厳格化を背景に伸び悩んだ。
完成車の輸出台数は前年比5.2%減の95万6230台だった。主要市場であるアジアや欧州向けのICE車の減少が響いたが、EVの輸出が本格化して減少幅は抑えられた。12月単月の輸出台数は前年同月比11.3%増の8万4963台で、EV輸出の拡大が寄与した。
スラポン・パイシットパタナポン顧問は、2025年はEVを中心に生産と販売が持ち直しつつあったとした上で、2026年については金利低下、外国直接投資(FDI)の回復、EV市場の拡大が追い風となり、タイ自動車産業の本格的な回復につながるとの期待を示した。
























