【タイ】タイ工業省傘下の「中小企業開発基金」が、国内中小企業(SME)の資金繰り支援を目的に、年間20億バーツ(100億円相当)規模の融資を実施している。世界的な経済環境の変化や輸入品との競争が激化する中、農業機械分野などでの技術革新を後押しし、タイ企業の競争力強化を図る。
ナタポン・ランシットポン事務次官は、中小企業開発基金の運営委員長として「タイ経済は多方面で課題に直面しており、事業継続には相応の運転資金の確保が不可欠」と説明。「工業省は基金を通じて中小企業が円滑に資金にアクセスできる体制づくりを進めている」と述べた。
同基金は官民連携型の融資を実施。2025年は競争力強化を目的とした融資制度で約16億バーツ、事業安定化向け融資で約6億5000万バーツを実施した。2026年も、事業の実情に即した新たな融資枠を設け、国内外の環境変化に対応できる持続可能な経営を支援する方針だという。ナタポン次官は「海外企業や越境ECとの競争が激しくなる中、タイの中小企業が優位性を保てるよう支援を続ける」と強調した。
























