【タイ】アヌティン・チャーンウィーラクーン首相は12月29日、東北部スリン県パノム・ドンラック郡のカンボジア国境を訪れ、クメール遺跡のプラサート・タークワーイおよび350高地を視察した。国境地域に展開する兵士らに対し、「タイの誇り」と激励した。
プラサート・タークワーイは国境線上に建つことから両軍が共同で管理していたが、9月の戦闘でタイ軍が数十メートル後退したところをカンボジア軍がすかさず占拠。タイ軍が12月の戦闘で押し戻して奪還し、タイ国旗を掲げた。
アヌティン首相は29日、遺跡の境内まで歩いて向かい、見守る兵士らに「タイが領有を回復した地であり、国民にとって誇りの象徴だ」と述べた。首相が率いる党の名の「プームジャイタイ」は、「タイの誇り」を意味する。
首相はその後、軍事的に重要な拠点である350高地に移動。同地で任務に当たる兵士らに対しても、国家への献身に感謝の意を表した。
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写真:SMART Soldiers Strong ARMYフェイスブックより





















