【タイ】タイ高等教育科学研究革新省は、カンボジア国境沿いの7県での大学入試「TCAS(大学中央入試システム)」を延期する。国境地帯で軍事衝突が続いており、受験生の安全を最優先した。
大学受験はタイ国内の多くの県で、12月13日および15日に予定されている。カンボジア国境の東部サケーオ、チャンタブリー、トラートの3県、東北部ブリーラム、スリン、シーサケート、ウボン・ラーチャターニの4県は、来年1月17日と19日に変更する。対象者は2万6000人に上る。
TCASの公式ホームページには、対象者の受験票は更新され、1月5日以降に確認できる。試験問題は新たに作成される。来年1月の試験日が近づく段階で国境情勢が不安定なままであれば、再度日程の見直しを行う。
大学入試に関しては、11月に洪水被害を受けた南部ソンクラー、ヤラー、ナラーティワートの3県でも、1万9000人を対象に受験日程の延期措置が取られている。



















