バンコクでも「ごみ分別」 モデル地区開発、家庭での収集は登録制に

【タイ】バンコク都庁(BMA)が導入した「住民参加型ごみ分別制度」で、モデル地区の開発が進められている。バーンプラット区内のチャランサニットウォン通りソイ57では、ごみを4種類に分けて収集。分別徹底でごみ処理にかかる経費を軽減させる。

 チャッカパン・ピウガーム副都知事が同地を視察。1)生ごみ(食べ残しなどを専用容器に収集)、2)リサイクルごみ(回収後に業者に売却)、3)一般ごみ(週3回収集)、4)有害ごみ(粗大ごみと合わせて月1回収集)と、ごみが分類されていることを確認した。

 新制度は今年10月に施行。一般家庭のごみ収集手数料は、制度に登録すると従来の月額20バーツに据え置かれ、分別を行わない場合は同60バーツとなる。スマホアプリの「BKK WASTE PAY」などを通じて登録する。

 バンコクでは1日当たり9500トンのごみが発生し、年間処理費用は700億バーツに達するが、従来の手数料収入では全体の7%程度しか賄えないという。BMAは今後、分別徹底によるごみ削減とコスト軽減を狙う。

写真:バンコク都庁(BMA)

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