タイ中部の飲食店で乱射事件 地元村長の息子を逮捕

【タイ】中部ナコーン・パトム県ナコーン・チャイシー郡の飲食店で12月5日未明、地元村長の息子(32)が銃を乱射して2人が死亡、3人がけがをする事件が発生した。警察は同日午後、息子を自宅で逮捕した。

 事件はルントーイ・ホーイカーという地元で知られた飲食店で発生。店内では演奏などが行われ、多くの客が訪れていた。客同士が始めた口論が、二手のグループに分かれての殴り合いに発展し、いきなり現れた村長の息子が「誰が舎弟をやった」と叫びながら相手グループに向けて発砲したという。7発が発射され、撃たれた5人のうち男性2人(21、43)が死亡、男性2人と女性1人がけがを負った。

 息子は車ですぐに逃走したが、通報を受けた警察がただちに追跡。防犯カメラの映像から県内ドーントゥーム郡の村長の車であることを突き止め、自宅で息子を逮捕し、凶器の銃を押収した。

 警察の取り調べに対し息子は、「舎弟が地元の不良グループに襲われている」との連絡を受けて駆け付けたとし、容疑を認めているという。

写真:POLICE News Varieties

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