中小企業の商用ピックアップトラック購入を後押し、タイ政府系保証機関とトヨタ自動車が連携

【タイ】タイ首相府は11月27日、中小企業信用保証公社(TCG)がトヨタ自動車系トヨタ・リーシング(タイランド)と連携し、中小企業による商用ピックアップトラック購入を支援する新たな融資保証制度を開始したと発表した。資金調達が難しい零細事業者、運送業者、農業従事者などが対象で、車両購入資金へのアクセスを容易にし、停滞する自動車産業の再活性化を図る。

 同制度はまた、農業、建設業、物流、商業、フードトラックなど、ピックアップトラックを事業の基盤とする中小企業の資金調達を後押しする狙いもある。保証を通じて金融機関の融資姿勢を改善し、融資承認率を高めることで、事業継続と産業活性化にもつなげる。

 今回、銀行系子会社に限られていた従来の保証対象が、ノンバンク系のリース会社や自動車メーカー系金融子会社(キャプティブ・ファイナンス)にも拡大される。これにより、幅広い中小企業への支援が可能となる。

 中小企業信用保証公社はトヨタ・リーシング(タイランド)との協力で、商用ピックアップトラックの割賦購入に保証を付与する「ピックアップ保証プログラム」を開始する。保証料は最初の3年間が無料、4年目から7年目までは年1.5%と低水準に設定し、最長7年の84回払いまで保証する。1件あたり最大150万バーツまで保証可能だという。

 トヨタ・モーター・タイランドのスパコーン・ラッタナワラーハ副社長は、「中小はトヨタ販売の重要な顧客層。厳しい状況が続いているが、徐々に回復基調にある。トヨタ・ハイラックスは特に国産部品比率が95%に達しており、販売減少は部品メーカーのみならず国内経済全体に波及する。今回の保証制度は販売促進と産業の持続性確保に寄与するだろう」と述べた。

 トヨタ・リーシング(タイランド)のチューンカモン・タッパランシー社長は、「保証制度によって従来の審査基準では融資が難しかった顧客にも購入機会が広がる。新規顧客層の拡大と商用ピックアップ向け融資の成長につながり、業界全体の強化に寄与する」と強調した。

中古ピックアップトラック購入支援 タイ政府が中小企業向け融資保証制度を開始

写真:タイ首相府

関連記事

トピック

ページ上部へ戻る