【タイほか】オーストラリアの旅行保険比較サイト「Compare the Market」が2025年10月に公表した「Tourist Pickpocket and Scam Hotspots」で、バンコクが旅行者・観光客にとって世界で最も危険な都市として挙げられた。また、ワースト10には、東部リゾートのパッタヤー(パタヤ)および南部リゾートのプーケットもランクインした。
調査は世界50都市の主要観光地に寄せられた「Tripadvisor」などのレビューを分析したもので、スリおよび詐欺に関する言及件数、強盗への不安度合いが指標化された。その結果、バンコクは総合スコア83.45でワースト1位。観光地レビュー1000件当たりスリ2.84件、詐欺6.99件、合計9.82件と、ほかの都市を大きく上回った。
ワースト10都市は以下のとおり。
1)バンコク(タイ): 83.45
2)パリ(フランス):68.81
3)プラハ(チェコ):52.16
4)上海(中国):51.83
5)アグラ(インド):47.48
6)深圳(中国):39.51
7)ローマ(イタリア):45.53
8)パタヤ(タイ):44.43
9)プーケット(タイ):40.52
10)ムンバイ(インド):36.86
バンコクは、王宮およびエメラルド寺院(ワット・プラケオ)が「世界で最もスリ・詐欺被害が報告された観光地」とされ、1000レビュー当たり26.16件の犯罪言及が確認された。ほか、ワット・ポーやウィークエンド・マーケット(チャトゥチャック市場)も高リスク地点として挙げられている。
Compare the Marketは、「観光地を避ける必要はないが、混雑した場所では警戒を怠らず、貴重品の管理を徹底すべき」と注意を呼びかけている。




















