【タイ】阪神高速道路は27日、タイでインフラ設備の点検・診断・設計・施工計画、補修・改修・補強、計測・評価、関連資材の販売などを行う合弁会社を設立すると発表した。
合弁会社は「エイサイアム・インフラ」。資本金4000万バーツで、バンコク都内と郊外のドンムアン空港を結ぶ自動車専用道路ドンムアントールウェイを運営するドンムアントールウェイ(DMT)が68.5%、阪神高速が19%、ケー・エフ・シー(大阪市北区)とYKアクロス(東京都港区)が各6.25%出資する。
タイでは首都バンコクを中心としてインフラ整備が進められてきたが、近年、橋梁の老朽化に起因するとみられる事故が発生するなど、老朽化対策と効率的なメンテナンスの必要性が高まっている。阪神高速の半世紀以上にわたる高速道路維持管理と海外事業の経験、ケー・エフ・シーが保有する最先端の建設・補修資材、YKアクロスが培ってきた現地でのビジネスネットワークを持ち寄り、タイで公共インフラなどの維持管理ビジネスに取り組む。