タイ・シリキット王太后が死去 1年間の服喪へ

【タイ】タイ王室は10月24日夜、シリキット王太后が同日午後9時21分にバンコク都内のチュラーロンコーン病院で死去したと発表した。享年93歳。

 これまでの発表によると、シリキット王太后は2019年9月以降、同病院に入院していた。複数の持病を抱え、継続的な治療が必要な状態が続いていたが、10月17日に血流感染を発症。治療が続けられたものの容体は徐々に悪化し、24日夜に息を引き取られた。

 ラマ10世(ワチラーロンコーン国)は、王室の伝統に則った葬儀を執り行うよう指示した。遺体はバンコク王宮内のドゥシット・マハープラサート宮殿に安置される。また、王族および王室関係者に対し、一年間の服喪を命じた。

 シリキット王太后は1932年8月12日、バンコク生まれ。1950年4月28日にラマ9世(プーミポン国王)と結婚し、同年5月5日の戴冠式で王妃の称号を授かった。

画像:タイ首相府

関連記事

ページ上部へ戻る