ダイワハウス、タイで初のホテル開発を開業

【タイ】ダイワハウス工業は、タイで初となるホテル開発事業「KROMO Bangkok, Curio Collection by Hilton」(地上28階、306室)を、SC Asset Corporation PLCの子会社SCX Corporation Co., Ltd.と共同で進め、2025年9月24日に開業した。ヒルトンの「キュリオ・コレクション by ヒルトン」ブランドとして展開され、タイ市場での同ブランド進出案件となる。

 ダイワハウスは日本国内で培ったホテル開発・運営のノウハウを活かし、タイの大手不動産開発グループであるSCアセット系のSCX社と組んで、海外展開を進めてきた。今回の開業はその取り組みの成果で、今後もアセアン域内で商業施設や事業施設の開発を拡大していく方針だという。

 場所はバンコク都心部の高架鉄道(BTS)アソーク駅、同プロームポン駅、バンコク地下鉄(MRT)スクムビット駅から徒歩約8分、スワンナプーム国際空港から車で約40分。ホテルはツイン・クラシック(82室、30平米)、キング・プレミア・ハイフロア(72室、30平米)、コーナー・ジュニアスイート(17室、42平米)、キング・KROMOスイート(17室、64平米)など、10タイプの客室を備える。アメニティにはタイのウェルネスブランド「HARNN」の限定バスアメニティや、バンコク発の「RISE Coffee」のカプセルを利用できるネスプレッソマシンを導入した。

 今回の開業により、バンコク都心部の宿泊市場に新たな選択肢が加わり、観光・ビジネス双方の需要に応える拠点として注目されることを期待している。

■「KROMO Bangkok, Curio Collection by Hilton」概要
所在地:Soi 29 Sukhumvit Road, Klongton Nua, Wattana, Bangkok
建物用途:ホテル(306室)
構造・階数:RC造・地上28階建て
着工:2020年10月
竣工2025年9月
開業2025年9月24日
事業主:SCXH1(エス・シー・エックス・エイチ・ワン)
(出資比率:DH Asia Investment Pte. Ltd.:49%、SCX Corporation Co., Ltd.:51%)
運営:Hilton Worldwide Manage Ltd.
延床面積:2万9850平米
敷地面積:2956平米
HP:http://kromobangkok.com/

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