次期タイ警察長官、選出初日に覚醒剤大量押収

【タイ】トーサク・タイ警察副長官は28日、中部ナコンパトム市の住宅で、覚醒剤の錠剤1500万錠、粉末420キロと大量のヘロインを押収し、タイ人の男4人を逮捕したと発表した。

 容疑者グループの動きを2年前から監視し、27日夜、現場に踏み込んだ。トーサク副長官は28日に現場を視察した。

 トーサク副長官は27日のタイ警察委員会会合で次期警察長官就任が決まったばかりで、昇進の「ご祝儀」のように大量の覚醒剤を摘発したかたち。

 ナコンパトムでは今月6日、市内の地元有力者宅で行われた警官29人が参加した宴会の最中に、国道警察所属の警察少佐と警察中佐が拳銃で撃たれ、少佐が死亡、中佐が負傷しする事件があった。犯行現場にいた警官は容疑者2人を逮捕せず、一部は逃走を助けたとみられる。犯行を指示したとされる地元有力者の男は7日に警察に出頭して逮捕され、実行犯とされる容疑者は8日に警官に射殺された。11日には、射殺された警官の上司が拳銃自殺した。

 警察と地元有力者の癒着に厳しい目が注がれる中、ナコンパトムなど中部・西部8県を管轄するタイ警察第7管区では、銃器や麻薬の大量摘発が相次いでいる。

摘発現場を視察するトーサク副長官(写真提供、タイ警察)

関連記事

トピック

  1. 日タイ男子バレーボールの強豪チーム、バンコク日本博で記者会見 SV.LEAGUE WORLD TOUR 2025 IN THAILAND

  2. チケット発売!日タイ男子バレー「Panasonic ENERGY presents SV.LEAGUE World Tour 2025 in Thailand」

  3. 日タイ男子バレー再び「Panasonic ENERGY presents SV.LEAGUE World Tour 2025 in Thailand」開催

ページ上部へ戻る