【タイ】タイ民間航空庁(CAAT)は9月15日、国家安全保障上の懸念、とりわけタイ・カンボジア国境情勢を踏まえ、これまでのドローン暫定規制を延長すると発表した。新たな規制は16日から30日まで適用される。
規制対象は以下のとおり。
・戒厳令または軍事作戦下の国境5県内:東部サケーオ、東北部ブリーラム、スリン、シーサケート、ウボン・ラーチャターニー
・上記以外の特別指定地域:東部チョンブリー県サタヒープ郡、東部ラヨーン県ラヨーン市、中部ナコーン・サワン県パユハキーリー郡、西部ラーチャブリー県ラーチャブリー市
・国内空港・滑走路から半径9キロ以内:中部ロッブリー県内コークカティアム空軍基地や中部プラジュアップ・キーリーカン県アオマナーオ空軍基地などを含む
・そのほか治安当局が指定する安全保障区域
これらは国家安全保障上、重要もしくは高リスクとされ、違反者は厳格に処罰される。利用可能空域でもドローン操縦者は常に最新の指定区域や飛行禁止エリアを確認する必要がある。
飛行前には操縦者および機体のCAATへの登録が義務付けられる。また、バンコク首都警察本部アンチドローンセンターへの、電子メールによる飛行予定日の3日前までの通知が必要。